初めて直面したDV
1999年、あいむネットでは「ドメスティックバイオレンス」DVを特集しました。
今では、言葉は浸透して多くの人に、わかってもらえるようになりましたが、
当時は、セクハラでさえ?という時代だったので、DVを特集に持ってくることは、時代的には早いと思いました。
ただ、女性たちは「言葉の暴力」ということの認識が薄かったこと、それにより「自分は価値のない人間」なんて思っている方も多くあったので、とても必要なことでした。
この問題は、危険性も感じていたので、事務所の近くの交番にも「時々見回ってくださいね」と声をかけていました。
DVの助けは突然に!
事務所で仕事をしていると、突然電話が鳴りました。
電話の向こうでは、「助け~て!!」と叫び声。
私は、声のトーンを下げて
「落ち着いて、どうしたの?」とわざとゆっくり話します。
「家を飛び出してきて、○○スーパーの駐車所にいる。逃げたいけれど子どもが学校に行っている、どうしよう!!」
とにかく落ち着かせて、「学校が終わったら子どもと一緒に○○に行って、
きちんと先方と話をつけておくから安心して」と指示をします。
すぐに、担当の役所に「こんな方が来ますので、よろしくお願いします」と連絡し、県の専門施設にも段取りを取りました。
こんなことは、月1回ぐらいありました。
NPOとしては、それ以上のことはできないので、1週間新聞の三面記事を見て掲載がなければ、忘れることにしていました。
※そうしないと、心身の健康が保てない・・・